matsukaba-1.jpg

『日本の近代と宗教的人格』

松本晧一 著

激動の明治期を生き抜いた綱島梁川、高山樗牛、清沢満之、そして国木田独歩。自由な知的探求を通して宗教的な体験や境地に近づいた教養人、知識人である彼らを主たる事例研究対象とし、主観的な個の宗教現象を、客観的に考証し、明らかにしようとした著者渾身の11論考。宗教研究者必備。

目次

まえがき

第一部 宗教的人格
 第一章 宗教的人格
第二部 宗教的人格研究の方法
 第一章 歴史上の宗教的人間研究方法への試み
 第二章 比較宗教人間学への一視点 ─梁川の「見神」と独歩の「見死」における─
 第三章 人間において「相渉る」ということ ─比較宗教人間学的一視点から─
 第四章 宗教的人間の類型と個性 ─事例研究との関連において─
第三部 近代日本の宗教的人格
 第一章 人間の山河 ─宗教的人格事例研究の旅─
 第二章 求道と煩悶の群像
 第三章 宗教的人間の比較的考察 ─梁川・樗牛・満之─
 第四章 人間と宗教 ─事例研究・国木田独歩(上)─
           ─事例研究・国木田独歩(下)─
 第五章 真清居士・鈴木馬左也の禅的人間像と生涯 ─臨済居士禅の事例考察─
 第六章 忘れられた宗教思想家・綱島梁川 ─究極的な神との関わり「予が見神の実験」─

初出一覧
解説

〈著者略歴〉
 松本晧一(まつもと・こういち)
1927年、埼玉県行田市に生まれる。旧制浦和高等学校を経て、東京大学文学部宗教学宗教史学科卒、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得後満期退学。現在、駒沢大学名誉教授、日本宗教学会名誉会員。公開仏教セミナーを主宰。
 共著『日本人の死生観』、『日本的宗教心の展開』、『世界の宗教』(岸本英夫編)、『宗教学』(小口偉一編)

A5判 上製 304頁
3,000円(税別)